おんがくのおはなし

みなさんこんにちは!Tubaパートのパートリーダーをしている中山です!
早速なんですけど、音楽ってすごくないですか??
「え、急になに?」って感じだと思いますが、僕が音楽に関してすごいと思っているのは、「音楽と感情との関係は多くの人間にとって共通している」という点です。

どういう話かというと、いちばん単純な例でいえば「長調なら明るい感じ、短調なら暗い感じ」というようなことが多くの人間の中で共有されているということです。このようなことって当たり前のように受容している事実ですが、よくよく考えてみると不思議なことですよね。もちろん経験や文化によって共有されている面もあると思います。しかし、それが全てだとは思いませんし、僕としてはそこにロマンを感じるんです。より人間(以外の動物も含めて!?)の本源的なものに近づけるような気がして。

そもそも音楽が音楽として成立するのもこういった共有があるからと言えるのではないでしょうか。作曲者が意図を持って譜面に書いたものを、その意図を汲みながら演奏ができる、聴くことができる、というのも人間に共有される“何か”があるからこそできることだと思うんです。(譜面もなく、意図もかなり単純な原始的音楽でも同じことが言えると思います。)
しかし、皆が同じフレーズで“全く”同じ感情を共有するかといえばそれは違う、というのがまた面白いことで、その差異を楽しむことも音楽の楽しみ方の1つですよね。

今回の演奏会では幅広い曲目が揃っており、聴きごたえが(吹きごたえも)あります。それぞれの音楽をなるべく多くのみなさんと共有したいと思っております。ぜひ、9/8(日)は武蔵野市民文化会館へ足をお運びください!