ユーフォは良いぞ

こんにちは!ユーフォニアムパートリーダーの京谷です。今回はこの場を借りて、吹奏楽におけるユーフォニアムの魅力を紹介したいと思います!

「ユーフォニアム」という楽器の名前は、ギリシャ語で「良い響き」という意味を表す単語「Euphonos」に由来しています。その名の通り、ユーフォニアムは非常によく響く楽器であり、私はここに他の楽器にはない魅力があると感じています。

多くの楽器では、「澄んだ音」や「透明感のある音」が良い音とされています。しかし、ユーフォニアムはそうではありません。むしろ「多彩な色を含んだ複雑で豊かな響き」が良い音になるのです。例えば緑茶の「にごり」や料理の「コク」のようなものを最も演出しやすい楽器がユーフォニアムであると考えています。

吹奏楽の響きには、オーケストラとはまた違った魅力があります。吹奏楽は木管・金管・弦・打楽器を複雑に絡み合わせて音楽を作っており、和音がばっちり決まったときの重厚感や充実感はたまりません。ユーフォニアムは、そういった吹奏楽の分厚い響きを支えるのに一役買っていると言えるでしょう。

当団の第1回演奏会では、『アークエンジェルズ』や『宇宙の音楽』をはじめとして、吹奏楽らしい豊かな音が特徴的な楽曲がたくさん演奏されます。そこではユーフォニアムも効果的に使われています。ぜひ足を運んでいただき、ユーフォニアムの力を実感してみましょう!